





【概略・全文は上記記事をお読みください】
自動車教習所は学校と同じ。お互い通っていれば連帯意識も芽生える。
カリキュラムが同じなら、共通の話題にも事欠かない。まさにナンパにうってつけの場所と言えるのではないか。
作戦としては、教習所を探してる人を装い
「ここの教習所ってどう?」とか「実技で怖い先生いる?」
などど話しかけ仲良くなると言う作戦だ。
僕はまず世田谷にある教習所を訪れることにした。ここは小田急経堂駅からスクールバスが出ている。平日午後とあってか経堂駅からバスに乗り込んだのは僕と、もうー人メガネをかけた大学生風の男の2人だけだった。
メガネ男は車中でも熱心に教則本を読みふけっている。試験が近いのだろうか。バスに揺られて15分。閑静な住宅街にある自動車教習所へとやってきた。さてさて、ターゲットになりそうな娘はいるのだろうか?
ざっと見渡したところ、女性は主婦が2人いるだけで若い子は見当たらない。
そろそろ教習の終了する時刻。若い娘のー人くらい教習を終えて戻ってきてもおかしくはない。こういうときは焦らずに待ちだ。程なくして教習を生徒たちがワラワラと待合室へ帰っできた。その中に1人、歳のころ20才のOL風を発見。ターゲットは決まった。もしこの娘が帰りのスクールバスに乗り込むようなら後を追うことにしよう。
技能カードの受け渡しも終わりようやくエンクミが席を立つ。このあと学科の授業に出るようだと、またさらに待たされることになる。頼む!
こちらの不安をよそに、彼女はスクールバスの時刻表に見入っている。チャンス!おもむろに近づき後ろから声をかけた。
「バスって何時ですかね・・」「えつ・ああ、あと10分後ぐらいですよ」
「ここの教習所ってどう?」「いいですよー」
ここで僕は自分が免許を持っていないことを打ち明け、これからこの教習所に入校しよつかどうか迷っていると話したらいろいろと教習所のことを教えてくれた。しかし名前を聞こうとすると駅に着くや否や
「それじゃあ」とへ消えていった。
『場所をもっと吟味すべきだろう』
教習話でひとしきり盛り上がり、そのまま繁華街で食事。やはり繁華街でないと厳しいか。調べてみたら、目黒に教習所があった。目黒なら、僕のホームグラウンド、渋谷まで2駅バッチリじゃないか。次の日、目黒駅へと降り立った。
すれ違った中で一番軽そうな娘に目星を付け後を追う。ここは駅までスクールバスに乗らなくてもいいので、攻撃が仕掛けやすい。
「すいません」「はっ、はい」
突然声をかけられ面食らった様子は、いつもどおりのリアクションである。僕は、これから入校しようとしている民間人を装い、教習所の内容を聞いた。
「ここ、いい感じだと思うんですよ」
「そうですね」
不純な動機で近ついだ僕を相手真剣に答えてくれる久美(21才フリータ)。相川七瀬似でスレた感じが男心をくすぐる。久美の帰る方向は山手線外回り、渋谷方面とは逆だった。が、話を中断させるわげにはイカン。
僕は当然のように一緒に乗り電車が品川を過ぎ浜松町にさしかかったころ会話はしだいに教習所のことから互いのプライベートへ進展していった。イイ。実にイイ展開だ。どうやら久美の家は総武線の両国らしい。なんでそんなところからわざぬざ目黒まで通っているのかと聞けば、パイト先(カラオケボックスが目黒にある)があるから。
神田を過ぎいよいよ乗り換えも近い
「色々聞かせてもらったしご飯でも行かない?」
「え??」
「あっもちろんオレがいったからおごるし・・・」
「えっゴチしてくれるの。んじゃ行こうかな。あっちょうどアキバに美味しいイタリアンレストランがあるんですよ」という。
いいかんじだ。しかし男女の関係になりそうな雰囲気にはならなかった。完全にご飯ごちだけの鉄壁の壁がある。ケンカしても仕方ないのでおとなしくご飯だけでバイバイすることにした。
虚じさは残ったものの、冷静に考一えれば会って2持間ぐらいでヤラせる女の方がどうかしている。
まっ、ここは頂を切り替えて行くしかない。それに、僕の中ではすでに確かな手応えもある。教習所に通っている女に昼間キチッとした勤務をしている娘はまずいない。多いのは学生であったりフリーターであろうと何かしら余裕のある女たち。
言い換えれば、どこか心に隙があるような娘どもだ。もちろん全員がそうとは言い切れないだろうが、昨日の久美を見ればながち外れではない。何とかなる。
翌日また自信を持って改めて目黒の教習所を訪れた。受付を素通りし直接待合室へ。帰り支度をしている宇多田ヒカル似に、さりげなく声をかける。
「そのブーツだと運転しにくくない?」
「そうなんですけど。テへへへへ。あたしチビだから、高いのしかもってないんですよ」
おいおいハハハじゃねえよ。おまえみたいなヤツが車運転するから事故が減らないんじゃねーか。
「身長いくつ?」
「えつと、147か8」
目黒駅に着くころには「じゃあ一緒にメシでも」
と話が発展しいい雰囲気だ。が、同時に昨日の出来事がフラッシュバックしたのも事実。どうしたものか。幸いにしてヒカルの自宅は東横線沿線のため渋谷は通り道ここは大胆に攻めるしかないだろう。
「じゃあさ、オレが食べたいものでいいかな?」「いいょ・・」よし。ここはもう行くしかないだろ「え、どこ行くの」
勝手知ったる渋谷に連れていく。渋谷駅から東急文化村へ向かい腕を組み歩く
おそらく彼女は山手線の中で手を握られた時点からこうなることを予想していたハズ。後で知ったことだが、その証拠にヒカルは駅のトイレで下着を一度取り替えていたのだ。メシ食うだけでパンツを替える必要はどこにもないだろう
★今回も好余曲折はあったがこの結果を見れば、成功といえるのではなかろうか。勝因は、教習所に通っていながら、ハイカットのブーツを履いたチグハグな女に狙いを定めたところだろうか。
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